2016年度 NPO法人日本ソーシャルワーカー協会全国大会（香川大会）に参加しました

2016年度 NPO法人日本ソーシャルワーカー協会全国大会（香川大会）が、平成28年5月21日（土）・22日（日）香川県社会福祉総合センターにて開催されました。

●基調講演

「ソーシャルワークの新定義とグローバルアジェンダ－日本のソーシャルワーカーはいかに世界とつながるか－」　ＩＦＳＷ（国際ソーシャルワーカー連盟）グローバル第一副会長・アジア太平洋地域会長　日本女子大学人間社会学部社会福祉学科　　教授木村真理子氏

　国際的にご活躍されている木村真理子氏による、ソーシャルワークの新定義の特徴や概念を詳しく説明。また、世界の各団体の取り組みや協働連携の重要性を訴え、グローバルアジェンダ2012-2014国々・地域における社会的・経済的平等の促進、2014-2016人間の尊厳と価値の促進、2016-2018環境の持続可能性の促進、2018-2020人間関係の構築と強化：環境、教育、訓練に焦点化・・・4つの段階の現状や方向性など発信されました。

●研究発表「ＩＣＴを活用した青年部事例検討とスーパービジョンの実際とその後のソーシャルワーク実践」　日本ソーシャルワーカー協会青年部

　　代表高石豪　氏

　東京に居る高石青年部長と香川会場の青年部会員とでICTを使いデモンストレーションを行いICT事例検討の様子や感想を述べました。皆さん最初はICTに抵抗感があったようですが、実際行って慣れてくると、時間や交通費等色々考えると非常に良いとの報告でした。今後のICT活用の広がりが期待されます。

●記念講演「瀬戸内国際芸術祭の取組みを通じた地域づくり・人づくり」　特定非営利活動法人瀬戸内こえびネットワーク　　事務局長甘利彩子氏

　作家やボランティア（こえび隊）と島民が交流し地域活性の輪が広がり、みんなの触れあいの中でアート作品を作り上げていることや、こえび隊の様々な活動や活動を通して生まれた地域の連携等、アートを通した地域づくりを紹介しました。島々の作品をスライドで紹介しながらのお話はあっという間に時間が過ぎ、島々に行って見てみたい、触れてみたい、こえび隊に参加したいと強く熱く思いました。

●懇親会

　高松港から望む島々に沈む夕陽の中、お洒落なレストランにて和やかに行われ楽しい一時でした。もちろん料理も美味しかったです。

●オプショナルツアー（小豆島・・サンシャイン会見学・観光）

　香川県ソーシャルワーカー協会会長の川西氏が理事長を務めるサンシャイン会様のご厚意のもと、小豆島のアート作品や棚田の風景、寒霞渓の絶景など案内をしていただきました。見るもの全てに感動感動でた。昼食はサンシャイン会様のご配慮にて川西理事長自ら５０人前のパエリアを専用釜で調理。島の魚介がたっぷり入った贅沢なパエリアに箸が止まりませんでした。食後にサンシャイン会様の見学を予定しておりましたが、帰路時間の都合上、北海道から参加した私たちはサンシャイン会様をあとにしました。

心のこもった二日間のおもてなし、ありがとうございました。また行きます。